道路からの視線を気にせず、スッキリした入口。扉を開けたところに、自転車等を置けるスペースがあり防犯対策もバッチリ。
ニッチや収納がそこかしこに設置されているH邸。「収納はたくさん欲しい、でもお客さんからは見えづらいようにしてほしい」という要望を満たした設計だ
3階建てだからこそ実現できた、圧倒的な吹き抜け空間。
(外から玄関ドアに向かって)エントランスはあえてへこませて、玄関ドアを開けても、格子を一枚挟んで外に出られる設計に。自転車にも風雨の影響がない上に、子どもが外に出る際にもゆとりをもって安全確認できる。
(玄関ドアから外に向かって)エントランスはあえてへこませて、玄関ドアを開けても、格子を一枚挟んで外に出られる設計に。自転車にも風雨の影響がない上に、子どもが外に出る際にもゆとりをもって安全確認できる。
この吹き抜けがH家の特徴のひとつ。面する道路の道幅が狭いため、2階の窓だけでは向い側の住宅が光をさえぎってしまう。吹き抜けを通して3階から光を取り込むことで、明るい2階リビングを実現した。
広く設計した洗面室。洗面台はモルタル調のシックな仕上げ。
LDKの脇に小上がりスペースを設置。「以前はリビングに子どものおもちゃが散らかることが多くて。キッズスペースとして活用しています」と奥さま。子上がりの段差部分は収納になっている。
料理好きの奥さまの要望で、3連ガスコンロを採用したキッチン。取材時も手際よく常備菜を調理していた。
洗濯干しに、ちょっとした気分転換にと活躍するインナーバルコニー。
ご夫妻は取材時はフルリモート勤務。ご主人の書斎は1階に、奥さまのワークスペースは、2階に設置。子どものスタディースペースとしても活躍。
1階部分には収納や寝室など、「OFF」のシーンをまとめた。
物件について
「建売で戸建てを購入して7年住みました。建売って私たち家族のためだけではなく万人向けに設計されているので、暮らすうちに部屋数が足りない、収納が少ない、住みづらい…というストレスが溜まってきて。思い切って建て替えを決意しました」とご主人は家づくりのきっかけを振り返ります。色々な建築会社に相談をしたところ、FS が一番コストパフォーマンスが高かったそうです。「建築士と直接打合せして自由に設計ができて、住宅そのものの性能も高い。間違いなく決め手はそこでした」と奥さま。2階建ての建売住宅が、H夫妻の要望をすべて盛り込んだ3 階建ての注文住宅に生まれ変わったのです。