前橋建築旅
こんにちは、西荻支店長の池田です。
先日、休日を使って群馬県前橋市へ行ってきました。
前橋市というと「群馬県の県庁所在地」くらいしかイメージの無い方も多いかもしれませんが、実は我々のような建築好きにとっては今とても注目度の高い街の一つなのです。
元々、群馬県の主要都市であった前橋ですが眼鏡店のJINSの田中社長の生まれ故郷という事もありすごく立派なJINSPARKという建築家の永山さんが設計した店舗があります。
軽やかなガラス張りの1階店舗と相反するような重厚感のある銅板葺きの2階が乗っかる独特な建築ですが、店舗の中に入ると大階段でつながる銅板葺きの部分はじつはぽっかりと空いた屋上庭園という空間構成に驚かされます。
他にも先日完成したガレリア前橋は建築家の平田さんの作品。
見に行った時はまだ完全に竣工していませんでしたが四角い箱が入れ子状につながる事で生まれる余白を公共空間にするという平田建築の真骨頂といった形はとても良かったです。
そして今回前橋旅を計画した最大の目的が建築家藤本壮介がリノベーションを手掛けた白井屋ホテル。
元々あったホテルの床を剥がして大きな吹抜け空間を作ると同時に増築棟は屋上緑化で覆われたさながら山のような建築です。
そしてこのホテルは4つのコンセプトルームがありそれぞれを有名デザイナーに計画してもらっています。
私が泊まった部屋はレアンドロ・エルリッヒのデザインの部屋でした。
配管のようなオブジェに照明が仕込まれた作りで飾られた部屋は従来のホテルとは全く違う建築体験ができました。
1階のラウンジは泊まらなくても利用できるのでみなさんも前橋に行く事があったら是非立ち寄ってみてください。
それではまた。
この記事を書いた人 WRITER
西荻窪ブランチ
池田 大基
Ikeda Daiki