日本一参考にならない西日本縦断旅行ガイド④
こんにちは、支店長の池田です。
の続きになります。またお付き合いください。
さて、福岡市内で次に見たかったものが
旧大名小学校の再開発です。
奥に見えるガラス張りの建物は高級ホテルで有名なリッツカールトン福岡。
この旧大名小学校の敷地の一部をリッツカールトンに借地として貸し出すことで敷地と建物の整備を行い、ベンチャー企業などが入居する建物としてリノベーションされた建築です。
内部はカフェや物販店、コワーキングスペース等がありました。
階段や床などは当時のまま。時代を感じますね。
この旧大名小学校を含む天神地区は「天神ビックバン」と称して今まさに街が生まれ変わるかのような大規模な再開発があちらこちらで行われています。
天神地区が生まれ変わった暁にはまた訪れたいと思います。
さて、もうここまで来たならあと少し足を延ばしたって変わらない!という事で長崎へ。博多から2時間バスに揺られてやってきました。
長崎でも今しか見られない建築を見に来ました。
長崎県沖に浮かぶ端島。通称軍艦島です。
海に浮かぶ姿がまさに軍艦のように見える事から名づけられた島ですが、元々は炭鉱の島として栄えた島です。炭鉱を掘る為に生活していた島民は多い時で6000人にも上り日本一の人口密度にもなりました。
その人口を支える為、日本初の海底水道や鉄筋コンクリート造の高層アパートなどその後の日本建築の走りともなったような建築も数多くあったようです。
ただ、その栄華は長く続かず、炭鉱の閉山とともにすべての島民が島から離れて現在は無人島となっています。
今回は運よく上陸することが出来ました。
島内の建物は長い間の人の不在と外海の荒波や嵐でそのほとんどが崩壊しており、当時の栄華を示すものは少なくなりつつあります。
特に近年の崩落が激しくいつまで見学できるかも危ぶまれているようですので本当に見るなら今の内という場所でした。
そんなこんなの西日本縦断旅もこれにて完了。
今回も色々な建築が見られてとても良い旅になりました。
この旅で得たものをしっかり仕事に生かしてより良い設計、家づくりができればと思います。
それではまた。