日本一参考にならない静岡県旅行ガイド④
こんにちは、西荻ブランチの池田です。
またまた前回に引き続き静岡旅行のお話しです。
食べ物ばっかり紹介していたので真面目に建築の見学も…。
掛川を後にして次に向かうのはねむの木こども美術館どんぐりです。
こちらも藤森輝信氏の作品。
子ども達の作品と絵本の中に出てきそうな藤森建築は本当に相性いいですね。
見学中にちょうど係の人が庭の芝刈りをしていたのですが、まさに絵本の1ページのような状況に思わず笑ってしまいました。
ねむの木学園の中には他にも見どころがある建築があるのでとても楽しいですよ。
さて、掛川を後にして次の宿泊地は静岡です。
到着する頃にはすっかり夜になってしまいました。
ただ、夜だから味わえる建築もあるんです。
こちらはインテリアデザイナーの倉俣史郎が設計を手掛けたバーコンブレです。
https://www.instagram.com/comble.bar
ポストモダンの代名詞とも評される倉俣史郎のデザインがお店全体に渡って形作られて圧倒的な空間でした。
私はあまり強くないですが、ここはバーなのでお酒をいただいていたら何やら他のテーブルでも建築談議に花が咲いていました。意気投合して一緒に話しているとマスターも参加して建築当時の話になり、マスターが店の奥から当時の図面を引っ張り出して来て見せてもらえるというサプライズ。
一つのカウンターもこだわりが詰まっていて当時の熱を感じられました。
そして照明の図面をみると…
壁の中にトランス(照明器具の電源装置)を納めてスッキリさせた倉俣氏の意図ですが、最後までどうすれば納まるのか考えつかず、なんと図面に「作業方法を考えてください」と記載して施工担当に丸投げするという力業。
よし、巨匠もやってるんだから今度から現場監督に丸投げしても良いんだ!と大変よい勉強になりました。(ダメです)
それではまた。