リビングモダニティ展
こんにちは。
西荻ブランチの池田です。
忙しさにかまけてだいぶ更新をサボってしまいました。
先日、国立新美術館にて開催されている「リビングモダニティ展」に行ってきました。
本展は1900年代に興ったモダニズム建築のムーブメントの中で住宅に絞った展示をしているので、一般の人も楽しめる良い展示になっているかと思います。
展示会されている作品はどれも建築学生なら一度はトレースの課題でやったような超有名な作品たちです。
例えばフィッシャー邸
日中活動するスペースと寝室群とを斜めにずらした2棟にわけて配置して1箇所でつないだ名作住宅ですね。
私が初めて買った建築家の作品集もこの作品を作ったルイス・カーンでした!
改めて見るとやはり構成は抜群だなと感じると同時に「雨樋壁の中に埋め込んでて掃除どうするのかな?」とか「偏芯が凄すぎて地震来たときどうなんだろう?」など俗っぽい事も考えてしまうようになったのが歳をとったという事なのでしょうか…笑
そしてガラスの家
ピエール・シャローの作品で鉄、ガラス、コンクリート!っていうまさにモダニズムのど真ん中みたいな作品ですね。
正面は全てガラスブロックを積み上げたファサードでとても美しいですね。
学生時代トレースしていたときに一体何個バスルーム有るんだ!?って外国の生活のスタイルの違いを感じた作品でもあります。
そして日本の作品も数多くありす。
これは土浦亀城邸。
敷地の高低差を生かしたスキップフロアと大きなガラス窓。家事を考えた動線計画に清潔な陶器性の水回り設備など現代の作品と言われても信じてしまいそうですが昭和10年代の作品というのがとても衝撃的ですね。
他にももっと沢山の展示がありとても楽しめる展覧会になっていましたので皆様も是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s
LIVING Modernity: Experiments in the Exceptional and Everyday 1920s–1970s
~
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/living-modernity/
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