土浦亀城邸
こんにちは、西荻ブランチの池田です。
さて、先日リビングモダニティ展のブログでご紹介した土浦亀城邸ですが、実はこの作品は今実物を見る事が出来ます。
https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/tsuchiura/
もともとは目黒駅近くにあったのですが土浦夫妻には子供が居なかったため、お手伝いの女性に引き継がれていました。
数年前に再開発の計画が持ち上がり解体されてしまうかもと話題になったのですが、ポーラ美術館に移築され、修復の後オリジナルに近い形になって一般公開がされています。
公開とは言っても文化財の為事前予約抽選が必要ですのでふらっと行って見れないというハードルの高さはあります。
外観は矩形で乾式の外壁材を貼るという現代住宅と同じ作り方をしていて、今新築したとしても全く違和感の無い形をしています。
土浦はアメリカでフランク・ロイド・ライトに師事をした建築で当時の最先端の設備を日本に持ち帰りました。
例えば陶器性の水回り設備
例えば折り畳み式のアイロン台がある家事室
今でも理想に思う人も多いのでは無いでしょうか?
また、ボイラーによるセントラルヒーティングなども土浦の自邸で初めて日本に取り入れられました。
これが昭和10年代に建てられたなんて何回見ても信じられないですよね。
私たちもお客様により良い家を提案するために最新の性能や設備、建材など日頃からの勉強を疎かにしてはいけないなと改めて思わされた見学でした。
それではまた!
この記事を書いた人 WRITER

西荻窪ブランチ
池田 大基
Ikeda Daiki