阿部勤のいえ展
こんにちは、西荻の池田です。
先日竹中工務店本社にあるギャラリーA4で開催されていた「阿部勤のいえ展」に行ってきました。
阿部勤氏の自邸は「中心のある家」というタイトルで約40年前に発表された住宅です。
1階がRC、2階が木造という混構造の2階建てで敷地に対して斜めに配置をしている計画が特徴的な住宅です。
1階はRC造の特性を上手くつかって屋外と屋内の境界が入り組んで設計されているところも特徴になっています。
建築学生なら一度はトレースしたことがあるような有名な住宅作品の一つですね。
私も何度もトレースした記憶があります(笑)
ギャラリーでは建物の一部も再現されていてとても勉強になりました。
阿部氏のこの住宅のコンセプトは「動物の住処」ということでデイベットから少しだけ窓が高く設定されています。
これは木陰や岩陰などに動物が隠れ住むというような形を意識しているとのことで、確かに落ち着くスケール感になっていてとてもよかったです。
展示には阿部氏のスケッチブックなども飾られていて、それぞれの物件で綿密な検討がされているというのも感じられてよかったです。
それではまた!
この記事を書いた人 WRITER

西荻窪ブランチ
池田 大基
Ikeda Daiki