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森の礼拝堂

こんにちは 支店長の池田です。 

先日、狭山湖畔霊園に行ってきました。

「尾崎豊さんのお墓はこっちで…」と係の人が案内してくれたのですが、今日の目的はそちらではなく…。

この狭山湖畔霊園には建築家の中村拓志氏の作品の礼拝堂があり、それを見学して来ました。

霊園の片隅、森との境目の部分にひっそりと建つ礼拝堂はいかなる宗教の人でも利用できるように特定の宗教色は出さないように作られていながらも厳かな佇まいに感じられました。

内部は等間隔に設置された柱であり垂木である部材がその長さを変える事で全体の形を作っているというとてもシンプルな構造。

構造が形態を作り、形態が機能に従っている建築の目指すべき地点の一つのような感じがしました。

この建築でもう一つ注目するべきはこの屋根材、アルミの鋳物で全て制作されているところです。

鋳物というのはご存じの方も多いと思いますが型を作りその中に溶かした金属を流し込んで固める製法です。

そう、つまりこの1枚1枚全て設計段階で形、重なり合い設置位置まで全て計算されて作っているという事。

考えただけで気が遠くなるようなまるで石像をノミと金づちで削りだすようなそんな労力が注がれた建物は見ているだけで背筋が伸びるような思いでした。

それではまた。

 

この記事を書いた人 WRITER

池田 大基
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