天然木の軒天
支店長の池田です。
工事中の物件へ来ました。
ここでは天然木の材料を使い軒を仕上げています。
天然木は表情が一本一本違っていてやっぱりサイディング等にはない良さがありますね。
(その分追加の費用はかかってしまいますが…)
さてこの物件は軒が90度折れ曲がって続いています。
このコーナー部分の貼りかたがポイントです。
簡単に貼ろうとするとどちらかの貼り方向を続けるか、トメと言って斜め45に板材をカットして付き合わせるかになります。
ただ、天然木の素材ですのでこのトメの納まりだと後々木が乾燥してくると隙間が大きく開いて目立ってしまう事があります。
そこで大工さんに面倒な事をお願いして互い違いに貼ってもらいました。
こうすると収縮の大きいコバ(板の側面)と収縮の少ない小口(板の切断面)がつき合わさる形になるので乾燥して収縮しても一直線にならない為にその隙間が目立ちにくくなるのです。
せっかく追加費用のかかる天然木を選んでいただいたのですから細かい部分も手をかけてお客様の満足につなげたいですね。
この記事を書いた人 WRITER
西荻窪ブランチ
池田 大基
Ikeda Daiki