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江戸東京たてもの園へ行く

皆様こんにちは、西荻窪ブランチの北野です。
先日、武蔵小金井にある江戸東京たてもの園に行って参りました!

 

江戸東京たてもの園は、歴史的・文化的価値のある建物を移築・復元し、保存・展示をしている野外博物館。

 

実は小学生の頃に家族で行ったことがあり、
当時は「昔っぽくて自分の家の近くとは違う!テーマパークみたいで面白いー!!」
とはしゃいでいたのを覚えています。 

 

今回は建築を学び、建築に関わる仕事を行うようになったのだからと思い、行ってみることに。
さて、小学生の頃の感想から変わっているのか。私は成長しているのか!?いざ訪問です。

 

 お目当てはこちら!

 

 

表札の通り、前川國男邸です。

前川國男といえば、近代建築の巨匠 ル・コルビジェに日本人で初めて師事し、
日本のモダニズム建築をリードしてきた建築家。

 

 

戦時中(1942)に竣工したとは思えない、開放的な建築、

そしてモダニズム建築らしいシンメトリーな外観・無駄のない幾何学的な空間。

その中にも豊かさがあり、惚れ惚れしてしまいました。

当時、限られた資材の中でもこんなにも気持ちの良い空間づくりができたのですね。

「飽きのこない、かっこいい家」とはまさしくこのこと、と思います。

 

 

続いては下町の情景が再現されたこちらのエリア。

 

 

この建物は看板建築という形式のもの。
木造の店舗兼用住宅で、ファサードのみが鉄筋コンクリート造のような装飾がされた建物です。

関東大震災後に多く建てられ、資金力があまりない中小規模の商店などで
「鉄筋コンクリート造のビルのように見せたい!」という思いから多く採用されました。

非常に巧妙な策で時代を物語るアートだなぁ、と思います。

写真の建物なんかは横側の木らしい見た目との差がよく分かり、面白いですね。

 

ちなみに、看板建築は今の街中にも現役のものが多くあります。

 

 

例えば、清澄白河。こちらにも多く残されていますね。

清澄白河は東京都現代美術館から歩いて15分ほどの場所にあり、
先日紹介しましたクリスチャンディオール展の後、散歩をして撮った写真です。

こちらの看板建築群、リノベされたおしゃれなお店も並んでいたので良ければ足を運んでみてくださいね。

(クリスチャンディオール展の記事はこちら)

 

 

さて、小学生ぶりに行った感想ですが、、、

「建物って面白い!でもやっぱりテーマパークみたいでワクワクする!」

 

昔に比べると建物の説明書きも分かるようになり、建物自体の魅力にも目が向きますが、
やっぱり子供の頃のような気持ちもあり、私は私だな、と思いました!笑

もっともっと感性を磨いて数年後にまた赴きたいと思います。

 

今回は紹介できませんでしたが、
江戸東京たてもの園はジブリ映画、千と千尋の神隠しのモデルにもなったと有名だそう。

千と千尋の神隠し聖地巡礼として巡ってみるのも楽しそうですね!

 

江戸東京たてもの園は西荻窪より電車・バスで30分前後の立地にありますので、
足を運んだことがない方はぜひぜひ行ってみてください!

 

以上、西荻窪ブランチの北野でした。

この記事を書いた人 WRITER

北野 由莉子
設計・打ち合わせ

北野 由莉子

Kitano Yuriko

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